無縁墓を避ける方法|無縁墳墓・無縁仏|わかりやすく解説

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墓地や霊園に行くと、長年管理がされておらず荒れ果てたお墓を見かけることがあります。
また、地震や台風などで倒壊してしまった墓石が何年もの間ずっとそのまま放置されていることも。
 
これらの多くは無縁墳墓(無縁墓)といわれる管理する親族などの縁者がいなくなってしまったお墓です。
都心の墓地では1割近くが無縁墓であるともいわれており、社会問題となっています。
 
さまざまな事情で承継者がいなくなったお墓やご遺骨は、その後どうなるのでしょうか。
今回は無縁墓について見ていきます。
 

無縁墓イメージ画像

 

 

無縁墓とは?

無縁墓とは、さまざまな理由から供養してくれる家族や親族がいなくなってしまったお墓のことを指し、そのようなご遺骨(仏様)のことを、無縁仏と呼びます。
 
近年、少子化や核家族化が原因でそのような無縁墓が増加しているといわれています。
 
ただし、現代における無縁墓のほとんどは、必ずしも承継者がいないというわけではありません。
 
遠方に住んでいて長年お墓参りを怠っていたり、管理費を支払っていなかったりなどの理由から、無縁墓であると霊園や墓地の管理者にみなされるケースが割合の多くを占めています。
 

無縁墓になったらどうなるのか

長い間管理がされず、放置されている場合、お墓はどうなってしまうのでしょうか。
お墓が長い間放置されていると管理者が無縁墓と判断し撤去する場合があります。
 
ただし、無縁墓とみなされてもすぐに撤去されることはありません。
 
まずは申し出るべき旨を官報に掲載し、墓所に立札が立てられます。
立札を立てておく期間は立札を掲示してから1年間と定められており、その間申し出がなければ無縁墓として管理者はお墓を撤去して良いとされているのです。
 
墓地使用権の所有者は権利を失いお墓が撤去されてしまいます。
 
お墓があった区画は墓地の永代使用権として新たに売りに出され、次の購入者に権利が移ります。
 
墓石を解体するにあたって取り出されたご遺骨は、多くの場合は他の無縁仏と一緒に合祀されることになります。
 
放置している間に無縁墓と判断され合祀されると、もう一度骨壺に戻したいと思っても取り出すことができない場合がほとんどです。
 
また、合祀や墓石の解体にかかった費用や、未払い分の管理費などを請求される場合もあります。
遠方に住んでいてなかなかお墓参りに行けないという方は、お墓の管理費の支払いを忘れず行ったりお墓参り代行サービスを利用したり、無縁墓にしてしまわないよう注意しましょう。
 

霊園やお寺にお墓を建てる際は永代使用料を払い、墓地を使用する権利を購入します。
購入したのは使用権であり、あくまで土地の所有者は霊園やお寺です。
永代使用料を払ったからといって、放置していても撤去されないという保証はありません。

 
 

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無縁墓にしないために必要なこと

大切な故人が眠るお墓が、知らぬ間に撤去されていたら大変です。
無縁墓にしないために何ができるのでしょうか。
 

お墓参りをする

お墓が放置され、荒れていると管理者に無縁墓と判断されてしまうおそれがあります。
定期的にお墓参りをし、掃除をしましょう。
 
お墓参りの際、花を供えたり掃除したりするとお墓が綺麗になります。
きちんと管理されたお墓は無縁仏とはみなされません。
 

管理料を毎年払う

多くの霊園やお寺は、年間管理費制度を設けています。
 
その場合、管理料の支払いが滞り、未払い状態が続いてしまうと管理者側は無縁墓と判断します。
 
墓地の管理者は墓地埋葬法によって永代使用権を取り消す権利を持っているため、使用権を得ていても管理費が未払いだと権利を取り消される可能性があるのです。
 

管理が難しい場合は?

供養してあげたい気持ちがあったとしても、仕事が忙しい方や遠方でなかなかお墓に行けない方など、さまざまな事情でお墓の管理が難しい方もいるでしょう。
だからといってお墓を放置したままにするわけにはいきません。
 
無縁墓にしてしまわないためには、どうしたらいいのでしょうか。
 

お墓のお引越し(改葬)

無縁墓にしないための方法のひとつとして、お墓のお引越しがあります。
遠方にあるため、お墓参りができないといった場合に、近くの管理しやすい墓地や霊園にお墓を移設する方法です。
 
今あるお墓の一部を使用したり、現状の形をそのまま移動させたりなど、お墓の状態や新しい墓所のサイズなどの状況次第でいくつかの方法に分かれます。
 
お墓の状態次第では、現状のお墓は完全に撤去して新たな墓所に新規でお墓を建てるケースもあります。
 

墓じまい

場合によっては、墓じまいも選択肢のひとつです。
墓じまいと聞くとお墓を片付けてしまうだけだと考える方もいるかもしれませんが、そうではありません。
 
今あるお墓を解体・撤去する前に、安置してあるご遺骨をその先どう供養するのかを考えておく必要があります。
墓じまいをした後のご遺骨の安置方法には、合祀墓、永代供養や散骨などの供養方法があります。
 
家族や親族と話し合い、状況に合った供養方法を選びましょう。
 
墓じまいについて詳しく知りたい方はこちら:墓じまいについて
 

永代供養

多く選ばれている方法のひとつに、永代供養があります。
 
永代供養とは、管理を霊園やお寺側が行ってくれる仕組みのことです。
永代供養には永代供養墓や納骨堂、合祀墓などがあります。
 
一般的に33年あるいは50年契約のところが多く、個別タイプと合祀タイプがあります。
ただし、永代といっても永遠とイコールではないので注意しましょう。
 
個別タイプでも、あらかじめ契約で定められている期限を過ぎると合祀されることが多いようです。
 
支払い方法も、最初にすべての費用を支払う方法と年ごとに管理費を支払っていく方法があり、霊園やお寺によって異なります。
初期費用以外に管理料など追加で費用がかからないところもあるため、後々子供たちに負担を掛けたくないという方に選ばれています。
 

散骨

お墓の承継者がいないとわかっている場合、散骨を選ばれる方もいます。
散骨とはご遺骨を灰にして撒く埋葬方法で、承継者を必要としないことや自然に還れるとの理由から選択される葬送スタイルです。
 
海洋葬をはじめ、宇宙葬やバルーン葬などさまざまな種類があります。
海や山などに撒くことができますが、自分で好きなところに撒けるわけではないので注意しましょう。
 
一度撒いてしまうと二度と手元には戻りません。
また、一般墓などのようにお参りをすることが難しいため、ご遺骨の一部を手元供養にして手元に置いておく方もいます。
 

手元供養

合祀や散骨などの手元に残らない供養方法を選ぶ際、一部のご遺骨を手元供養として身近に置いておく方法です。
 
中には全量を手元供養にする場合もあります。
いずれにしても故人を身近に感じることができ、安心して供養できるとして選ばれている供養方法です。
遺骨をミニ骨壺に入れて供養するお仏壇タイプの手元供養から、ジュエリーにして普段身に着けることができるアクセサリー型の手元供養など、さまざまなタイプがあります。
 
手元供養を選ぶ際は自分が亡くなったあと、遺されることになる手元供養品をどうするかあらかじめ考えておきましょう。
 

まとめ

無縁墓についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
 
誰がお墓を承継し管理をしているのかわからず、いつの間にかお墓が荒れ果て無縁墓とされてしまうこともあります。
 
承継者が誰になっているのかを把握しておくことが重要で、管理ができているのか、毎年管理費がきちんと支払われているのかを確認しましょう。
 
自分が承継者でお墓の管理ができていないのであれば、改葬や墓じまいなどを検討する必要があります。
 
大切な故人が埋葬されているお墓を無縁墓にしないためにも、家族や親族とよく話し合い、永代供養や散骨などさまざまな方法の中から一番合う供養を見つけましょう。
 
 

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