宮崎県のお墓（墓石）の多くは敷地いっぱいに回した外柵に対し、納骨室（カロート）が独立しているのが特徴です。

文字を彫刻する仏石など４段の石で構成され、花立てがお骨を収納する入口の蓋の代わりとされています。

宮崎県のお墓全体の特徴として、従来は納骨室の前に仕切り石で雛壇を作り、納骨室を入口より高い位置に設置するお墓が主流でした。
近年では土間部分を全てフラットにしたお墓が増加傾向にあります。

従来の形である和墓より洋墓の割合が多くなってきており、趣向を凝らしたデザイン墓も建てられるようになっています。

文字や家紋など彫刻に入れる色は石の色に合わせて白や黒を入れる場合が多いようです。

宮崎県内でも鹿児島県と隣接しているエリアでは鹿児島県と共通している特徴が多くみられます。

例えば、鹿児島県で多くみられるお盆に提灯を飾る習慣も宮崎市などではほとんどありませんが、宮崎県南の地域では珍しくありません。

同じ宮崎県内でも、地域によってお墓のつくりが異なります。

宮崎県の墓地や霊園の状況は、個人所有の墓地を除き７７８３箇所あります。
運営別内訳は以下の通りです。

（参照：令和元年衛生行政報告例）

また、個人所有の墓所が１，６６８件あります。
納骨堂は３４７箇所あり、そのうち２１３箇所を地方公共団体が運営しています。

宮崎市の公営霊園は区画整理されている墓地が多く、宮崎市で規模の大きい宮崎みたま霊園（一般墓地総区画数１１，０５０）や宮崎南部墓地公園（一般墓地総区画数３，０２７）では敷地２ｍ×２．５ｍ、面積５㎡で統一されています。（※芝墓地を除く）。

この二つの墓地で宮崎市の市営墓地の約７０パーセントを占めており、墓地周辺にはお墓の供花専用の花屋や石材店の展示場で賑わいを見せています。

宮崎市には１３箇所の市営墓地がありますが、その内の８箇所に市が運営する合葬墓が設置されています。

宮崎県ではお客様のニーズに合わせた幅広い供養の場が用意されていますので、迷われた際はご相談ください。

お墓選びの最も重要なポイントは、相談がしやすく、的確なアドバイスを貰えるお墓のプロフェッショナルに依頼することです。
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