納骨堂について|種類・注意点|ポイントを詳しくご紹介

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これまで、亡くなって焼骨したあとのご遺骨の収蔵場所として石のお墓で眠るというスタイルが一般的でした。
 
近年では新たなお墓の形として納骨堂を選ぶ人も増えてきましたが、納骨堂とはいったいどのようなものなのでしょうか。
納骨堂を利用するメリットや注意点など、納骨堂に関するノウハウを学んでいきましょう。
 

 

 

 

納骨堂って何?

納骨堂は主に屋内にご遺骨を納骨しておくスペースを有した施設のことで、一般的なお墓が屋外にあるのに対して納骨堂は屋内にあるお墓と考えるとイメージしやすいかもしれません。
 
意外にも納骨堂は近年新しくできたものではなく昭和初期からあり、当時は墓石を建てるまでの間に遺骨を預かるという目的で使われていました。
それが近年ではお墓を建てる代わりに納骨堂を利用するというニーズも増え、お墓と同じ役割を果たす場所という認識が広まってきたのです。
 
比較的費用を安く抑えられることや管理のしやすさ等が選ばれる理由ではないでしょうか。
また、納骨堂の多くが交通の便が良い場所にあるため、お墓参り時のアクセスのしやすさもメリットのひとつといえます。
 
一言で納骨堂といっても様々なタイプがありますので、代表的なものを3つタイプ別に解説します。
 

ロッカー型の納骨堂

荷物を一時的に預けるロッカーのように扉を開けたら棚があり、そのスペースにご遺骨を収蔵するというスタイルです。
そのような収蔵スペースが縦横に並んだ形をしています。
 
ロッカーと聞くと何となく味気ないものを想像するかもしれませんが、最近のロッカータイプの納骨堂はバリエーションが豊富です。
見た目が簡素にならないように配慮されたものもあり、施設ごとによって特色は大きく異なります。
 
ロッカー型ですと比較的安価なものから用意されていることが多く、費用を抑えたい場合に向いています。
 

 

仏壇型の納骨堂

おそらく一番多い納骨堂のタイプとしては仏壇型があげられます。
こちらは箱型であるロッカー型とは異なり、仏壇のスペースとご遺骨の収蔵スペースの両方が用意された形をしています。
 
代表的なものとしては上段が仏壇で下段がご遺骨の収蔵スペースになっているもので、上段の仏壇には自分で花や果物などのお供えが出来るようになっている場合もあります。
 
自宅にある仏壇のようなスペースが設けられているタイプの納骨堂とイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
 
金額は仏壇の装飾の充実具合や大きさそのものによって大きな差がありますが、ロッカー型と比較すると高めに設定されていることが多いようです。
 

機械式の納骨堂

機械式の納骨堂は、ロッカー型や仏壇型のように自分のスペースが設置されているものではなく、ご遺骨を多数収蔵されている場所から参拝の場所まで自動搬送してくれます。
 
少ないスペースでも多数の遺骨を収蔵しておけることから都心など土地が狭い場所でよく見られるタイプの納骨堂で、駅から近いビルなどの交通の便のよい場所に設けられていることが多いようです。
 
それゆえに気軽に立ち寄りやすいという魅力がある一方で、きちんと固定した収蔵スペースが欲しい場合には物足りなさを感じてしまうという面もあるでしょう。
 
 
納骨堂と一言でいっても実にさまざまなタイプがありますので、それぞれの特徴を把握した上で選ぶことが大切です。
 
 

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納骨堂の注意点

一般的な納骨堂の主な注意点を見ていきましょう。
納骨堂の主な注意点についてです。
 
基本的に納骨堂にご遺骨を納骨できる期間は決まっています。
33回忌を区切りとしているところが多いですが納骨堂によって様々です。
 
期間を過ぎたあとのご遺骨はほとんどの場合、合祀供養されます。
 
ここで注意しなければならないのが、一度合祀供養されるとご遺骨を取り出せないというケースがほとんどということです。
後でご遺骨を引き取りたいと思っても取り出せない可能性があることを頭に入れておく必要があります。
 
納骨堂で収蔵してもらえる期間も様々で、33回忌より短い場合もありますので事前に確認することをおすすめします。
 
その他にも、スペースの関係で収蔵できる骨壺に限りがあるなど室内ならではの制約があります。
お供え物に制限がある納骨堂もあり、お線香をあげることができなかったり食べ物やお酒がお供えできなかったりします。
 
また、災害によってご遺骨が紛失してしまう可能性があります。
 
納骨堂に限らず、一般的なお墓も地震により被害を被る可能性はあります。
ですが納骨堂の場合、たくさんのご遺骨を納骨しているのです。
 
万が一地震等で建物が崩壊してしまった場合、自分の親族のご遺骨がどれなのか、わからなくなってしまう可能性がゼロではありません。
このように屋内であるからこその注意点が納骨堂にはありますので、メリットだけではなく両方を理解したうえで利用するのが望ましいでしょう。
 

 

まとめ

納骨堂はこれまでの屋外にあるお墓よりも手軽にご遺骨を収蔵しやすい施設のため、お墓の後継者問題に悩む現代において非常に現実的な選択肢の一つでしょう。
 
納骨堂にもさまざまなタイプがあり施設ごとによって形態や価格のバリエーションが豊富なことから、まずはどのタイプの施設が良いのか検討することからはじめてみましょう。
 
一度契約を結んだ後に遺骨を移動させることは非常に大変ですので、後悔することのないように慎重に納得のいく施設を探しましょう。
 

 

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