記事 articles

神棚の掃除方法|掃除の流れ・注意点をわかりやすく解説します

神棚は御神札を祀るところであり、家の中の神社のようなものです。
いつでも清浄にしておくことが望ましいとされています。
 
とはいえ神様を祀る場所をどのように掃除すればいいのでしょうか。
普段からさまざまな場所を掃除している方でも、神棚の掃除方法について悩まれる方は多いと思います。
 
気がつけばほこりや汚れが溜まっている……という状況は避けたいものです。
 
そこで今回は、神棚の本格的な掃除方法をご紹介します。
 

 

 

神棚の掃除に必要なもの

神棚を掃除する前に準備しておきたいものをご紹介します。
あくまで一例です。
 

掃除道具

はたき
エアブラシ
やわらかい白い布
白い和紙
新しい布巾

 

新しいお供え

綺麗な水
酒 ※
榊 ※

 
※酒と榊は1日、15日の月次祭(つきなみさい)の日に交換しお供えするのが一般的です。
 そのタイミングで神棚の掃除を行う場合は新しいものを準備しておき、古いものと交換しましょう。
 
 

お墓に関するお見積りやご相談は九州最大級のお墓・墓地さがし「コトナラ」までお気軽にお問合せください。

 
 

神棚の掃除時期

神棚を掃除するのに適した時期、適さない時期はあるのでしょうか。
 
理想は日々こまめに掃除をすることですが、ライフスタイルによっては難しい場合もあるでしょう。
 
年末に大掃除の一環で神棚を掃除する家が多いかもしれませんが、少なくとも年に2回は普段さわらない場所まで掃除をすることが望ましいとされています。
 
神社で大祓(おおはらえ)がある、6月と12月の年2回は本格的に掃除を行うことをおすすめします。
 
もちろんその時期にしか掃除をしてはいけないということではありません。
 

注意!掃除をするのに不適切な日

年末に掃除をする際、避けたほうが良い日をご紹介します。
12月29日と12月31日です。
 
12月29日は、9という字が苦しみを想起させますし、2があることで「二重に苦しむ」という言葉に繋がり、縁起が悪いとして避けられています。
 
12月31日は、その年の最後の日に神棚を慌ただしく掃除するのはふさわしくないというのが理由です。
 

やってはいけない行為

神棚の掃除をする際、掃除の日以外にやってはいけないルールがあります。
 

部屋が汚れたまま神棚を掃除する

神棚を綺麗にしても、部屋が汚く空気が淀んだままだと神棚を綺麗にした意味がありません。
神様に大変失礼な行為とされているため、気をつけましょう。
 
普段から部屋を綺麗にしておくことは当たり前のことですが、もし部屋が汚れている場合は部屋を綺麗にしたあと、神棚の掃除を始めます。
 

床に置く

神様がいる神棚を床に置くことは大変失礼な行為とされています。
床に置くことは止めましょう。
 
机の上に置く場合にも白い布や白い和紙を敷くようにします。
 

汚れた雑巾を使用する

神様は穢れを嫌います。
汚れた雑巾やタオルで神棚を掃除することは、汚れを付着させることになるため厳禁です。
 
自分の体を汚れた雑巾やタオルで拭くことをイメージしてください。
綺麗な布で拭いたほうが良いということがわかるかと思います。
 
普段使用する掃除用の雑巾とは別に、神棚に使用する布を新しく用意しましょう。
はたきなども同様に準備します。
 

水に注意する

神棚は主にヒノキやケヤキなどの木材でつくられています。
非常に水に弱いため、水を使った掃除は避けましょう。
 
水拭きをすることでかびの発生に繋がったり、水を吸って変形したり変色してしまったりする可能性があります。
拭く際は柔らかい布で乾拭きすることをおすすめします。
 

息を吹きかけない

神棚は彫刻や装飾品などがあり、隅々の細かいところに入り込んだほこりを取るのは大変です。
ふっと息を吹きかけたくなることもあるでしょう。
 
しかし、人間の息は穢れの象徴であり、絶対に息を吹きかけることはしてはいけません。
 
特に御神札には神様が宿るとされています。
ご神体ともいえる御神札を取り扱う際には息がかからないよう細心の注意が必要です。
 
そのため半紙を口にくわえるなど、息がもれない状態で御神札を取り出します。
 

やってはいけないこと?

神棚の掃除をする際に、やってはいけないと言い伝えられていることがあります。
聞いたことがあり、避けられている方もいるのではないでしょうか。
 

怪我・病を避ける

古くから、神道において出血や病は穢れとみなされていました。
そのため血が出ている状態、病気を患っている状態で神棚に触れることは禁忌とされてきました。
 
しかし現在ではそのような考えはなく、出血がある状態でも掃除をすることは問題ないとされています。
それでも心配な方は、塩などで身を清めておくと良いでしょう。
 

女性は神棚掃除をしない?

神棚の掃除は女性がしてはいけないという話を聞いたことがありませんか?
 
結論からいうと、女性でも掃除をして問題ありません。
 
一説では女性の神様が同じ女性に嫉妬するという理由や、前述の血を穢れとみなすことから女性が神棚に触れるのを良くないとした考えなどがあります。
しかし現在では女性の神主も存在し、女性が神具に触れることは問題ないとされています。
 

夜に掃除をしてはいけない?

これは、朝や日中に掃除をした方が良いという考え方が元とされています。
そのため夜に神棚の掃除をすることがいけないわけではありません。
 
夜の掃除が禁じられているわけではありませんが、暗い中で神棚の掃除をしてしまうと汚れを見落としたり怪我に繋がったりするおそれがあります。
できるだけ日の明るいうちに掃除することをおすすめします。
 

神棚の掃除の流れ

神棚の掃除の一般的な流れをご紹介します。
もし家や地域に伝統などがある場合にはそちらを優先してください。
 

  • 神棚 : 掃除を始める前に
    お浄め
    まず、掃除をする前に身を清めます。
    口をゆすぎ、手を洗います。
    神棚は家の中の神社とも言われており、神社で参拝する前に手水舎で身を清めるのと同じ意味があります。
     
    掃除を始めることを報告
    二礼二拍手一礼をします。
    その後、これから掃除をするということを神様に伝えます。
     
    「只今から掃除をさせていただきます」「神様、これから掃除を行います」など。
  • 神棚 : 神棚の掃除
    神棚を下ろす
    近近くの机に白い布あるいは紙を敷き、神棚を下ろします。
    お供え物や榊など、このとき神具も一緒に下ろすようにしましょう。
    掃除中に手が当たったり倒れたりしないよう、安全な場所に安置します。
     
    御神札を取り出す
    御神札は神棚のご神体です。丁寧に扱いましょう。
    人の息が決して掛からないよう、半紙をくわえた状態で取り出すことが望ましいです。
     
    取り出した御神札は神棚と同じように、白い半紙を敷いて安置します。
     
    神棚を拭きあげる
    神棚用として用意したはたきでほこりを払います。
    神具店では神棚用のはたきが売ってありますが、パソコン用のほこり飛ばしやエアーブラシなどを用いても大丈夫です。
    彫刻や装飾品など細かい部分まで綺麗にしてください。
     
    同じように神棚用として用意した綺麗な布で神棚を拭きあげます。
    この際、布は水で濡らさず、乾拭きを行います。
     
    安置場所を掃除する
    神棚を下ろしているうちに、安置場所を綺麗にしておきましょう。
    神棚と違って安置場所が白木など水に弱い材質でつくられていない場合は水拭きをしても問題ありません。
     
    御神札をもとに戻す
    取り出した御神札を元あった場所へと戻します。
    取り出すとき同様に、御神札に触れる際は半紙を口にくわえ、息が掛からないようにします。
     
    神棚をもとに戻す
    神棚を安置場所へと戻します。
    神具もこのとき一緒に戻します。
     
    お供え物を新調する
    掃除するときに下ろしたお供え物や榊は新しいものに替えましょう。
  • 神棚 : 掃除が終わった後に
    掃除完了の報告
    掃除が終わったら、完了した旨を神様に報告します。
    その際、掃除前の挨拶同様に二礼二拍手一礼です。
     
    「掃除が完了しました」「掃除をさせていただき、ありがとうございました」など

 
神棚が古くなっている場合は、神棚そのものを新調します。
ひとつのものを代々受け継いでいくわけではないので、必要に応じて新しく買い替えましょう。
 
新しい神棚は穢れを一切まとっておらず、もっとも清浄で浄化された状態です。
 

年末であれば、新しい御神札を神社からいただいてきて古いものと交換しましょう。
古い御神札は、新年にお守りなどと同じように神社でお焚き上げをしてもらいます。しめ縄も同様です。

 

まとめ

神棚の掃除方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
 
さまざまなルールがあり大変だと思われがちな神棚の掃除ですが、定期的に綺麗にすることはとても大切です。
普段からこまめに掃除を行い、少なくとも6月と12月の年2回は本格的に掃除をすることをおすすめします。
 
御神札を祀る神棚は家を守ってくれる存在であり、とても神聖な場所です。
家族のためを想い御神札を祀っているのですから、神棚を粗末にすることなく、清浄を保つよう心がけましょう。
 
 

お墓に関するお見積りやご相談は九州最大級のお墓・墓地さがし「コトナラ」までお気軽にお問合せください。

 
 

このエントリーをはてなブックマークに追加