お仏壇の基礎知識|役割・種類・注意点|詳しく解説します

今でこそ置かれていない家も増えてきましたが、かつてはほとんどの家にお仏壇が安置されていました。
親や祖父母がお仏壇と向き合っている姿やお盆の時期に提灯を飾っている姿を見たことがある方もいるかと思います。
 
多くの方にとってお仏壇はご先祖様をお祀りするためのものとして、子供の頃から馴染み深く身近な存在です。
 
当たり前に存在したお仏壇ですが、どうして安置するのか、ご先祖様をお祀りするためのものとして以外の役割を詳しくご存じの方は少ないかもしれません。
 
そこで今回は、お仏壇が持つ本来の役割やお仏壇の種類などをご紹介します。
 

お仏壇お供えイメージ画像

 

 

お仏壇の役割

お仏壇には、大きく2つの役割があります。
 

ご先祖様を祀るため

1つ目はご先祖様を祀るための祭壇です。
 
仏教伝来以前から、日本では祖霊信仰がされてきました。
その祖霊信仰に仏教が融合し、お仏壇にご先祖様を祀る意味を持つようになったのです。
 
お仏壇にお位牌を置くことで、ご先祖の魂のよりしろとしての役割をもち、呼びかけに応じてお位牌に降りてくるといわれています。
 

仏様を祀るため

2つ目は仏さまを家でお祀りする小さなお寺としての役割です。
 
本来、お仏壇の始まりはこちらの意味を持っていました。
お仏壇は御本尊を祀るためのものであり、この世にはないとされる浄土をこの世で表しているのです。
 
そのためお仏壇の内部は各宗派の内陣を表しており、宗派によって作りが異なります。
 
 

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お仏壇の種類

お仏壇には大きく分けて金仏壇唐木仏壇の2種類があります。
 
近年では、お仏壇の新しいかたちとしてモダン仏壇(インテリア仏壇、新型仏壇、家具調仏壇、都市型仏壇)など新しいタイプも登場するようになりました。
 
かつては宗派や地域によって金仏壇か唐木仏壇のどちらかが主流でしたが、近年では比較的自由に選ばれています。
 
現代の住まいは従来の一軒家の和室に加え、スペースが限られるマンションや洋風のフローリング部屋など多様化しています。
多様なニーズに応えるためにさまざまな形のお仏壇が登場し、広がりを見せているのです。
 

金仏壇

黒の漆塗りが施されたお仏壇で、内部に金箔もしくは金粉が張ってあります。
漆を塗ってあることから、塗り仏壇ともいわれます。
 
材料は主に檜や杉、欅などの木材です。
金箔や金粉、漆の種類によって金額に差が出ます。
 
一般的に、浄土真宗の家には金仏壇が置かれることが多いようです。
大谷派と本願寺派で細部は異なりますが、金仏壇という点は同じです。
 
ただし、金仏壇は浄土真宗専用というわけではなく、他の宗派で置くこともあります。
 

金仏壇は、お洗濯という名の修理を行うことで新品同様に綺麗にすることができ、長く用いることができます。

 

唐木仏壇

唐木でつくられたお仏壇です。
金仏壇と違い、漆などを塗らないため、木材の材質や木目によって価格が異なります。
 
黒檀紫檀など、美しい木目を活かしてつくられている点が特徴です。
他にも桑や桜、柿、屋久杉などの木材も材料として用いられています。
 
中にはすべて無垢材を用いてつくられる総無垢のお仏壇があり、たいへん高価で貴重なものとされています。
持ちが良く、うつくしい状態を長い年月保つことができるでしょう。
 

モダン仏壇

現在の日本人の住まいやライフスタイルに合わせて登場したお仏壇です。
インテリア性が高く、現代の部屋の雰囲気になじみやすい点が特徴です。
 
扉を閉めているとまるで家具にも見えるため、日常に溶け込んだデザインといえるでしょう。
 
コンパクトなデザインで棚やテーブルなどに安置する上置きタイプと、機能性を重視した細身でシンプルな床置きタイプがあります。
 

購入時・処分時に行うこと

お仏壇を購入する際、そしてなんらかの事情で処分することになった際に行う法要があります。
 

精魂入れ(魂入れ)

お仏壇を購入したら、お坊さんを呼んで法要を営んでもらいます。
これを精魂入れ(魂入れ)といいます。
 
日本では古くから、精魂入れが済むまでお仏壇は箱でしかなく、精魂入れによって仏様やご先祖様の魂が宿るという考え方があります。
 
また、別名を開眼法要といいます。
 

精魂抜き(魂抜き)

事情によりお仏壇を処分することになったときも、お坊さんを呼んで法要を営んでもらいます。
これを精魂抜き(魂抜き)といいます。
 
仏様やご先祖様の魂が宿っているお仏壇をそのまま廃棄するわけにはいきません。
そのため、精魂抜きを行うことでお仏壇をただの箱に戻してから処分します。
 
別名を閉眼法要といいます。
 

お仏壇を置く際の注意点

お仏壇は木製のため、安置する際に気をつけなければならない点があります。
 

直射日光に当てない
風通しがいいところに安置する
湿気の多いところには安置しない
暖房の温風や冷房の冷風を直接当てない

 
直射日光や湿気はお仏壇を傷め、劣化を早めてしまうおそれがあります。
安置場所には気をつけましょう。
 
盲点となりやすいのがエアコンの風です。
直接当て続けると傷みやすくなってしまうため、当たらないところに安置することをおすすめします。
 
他にも、こまめに掃除をしたりお手入れしたりすることでお仏壇の状態を良くすることができます。
仏様や故人が宿るお仏壇ですので、大切に扱いましょう。
 

まとめ

お仏壇についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
 
伝統ある金仏壇や唐木仏壇はもちろんのこと、近年ではモダン仏壇が人気を集めつつあります。
新しいお仏壇として卓上タイプも出てきており、安置場所を選ばず、自分にあったお仏壇を選ぶことができます。
 
お仏壇は本来仏様を祀るためのものとして生まれましたが、日本古来の祖霊信仰と融合し、ご先祖様の霊を祀るためのものとしての役割も果たしています。
 
まだ持たれていない方も、ご先祖様と語らう場としてお仏壇を検討されてみてはいかがでしょうか。
 
 

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