【知っておきたい】お仏壇・お墓にふさわしいお花の選び方

お仏壇とお墓の花
 
2025年もいよいよ残りわずかとなり、九州各地でも年の瀬らしい慌ただしさが感じられる季節になりました。年末からお正月にかけては、ご実家へ帰省されたり、お墓やお仏壇に手を合わせる機会が増える時期となります。
 
そんななか、毎回ふと迷ってしまうのが

お仏壇やお墓に、お供えするお花は何がいいの?

お店で販売されているセットのものを選べば間違いはないのですが、故人の好みの花を追加したいと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方のために仏花の選び方や、九州各地で大切にされてきた供花の文化についてご紹介します。
 

 
 

1. 年末年始に選ばれる仏花の基本

通年でお供えできる代表的なお花は菊が有名ですよね。
寒い季節でも比較的長持ちし、昔から仏花として親しまれてきました。
 
菊の花
 
白・黄色・紫を中心にした組み合わせは、九州の寺院・霊園でも「落ち着きがあって品が良い」と評判です。
 
最近は、
・カーネーション
・スプレーマム
・スターチス
などを合わせた洋風花も増えており、華やかで明るい印象が人気となっています。
 

2. 避けたほうが良いとされるお花

お供えのお花には、最低限気をつけたいポイントもあります。
 
・トゲのある花(バラ・アザミ など)
・毒のある花(スイセン・スズラン など)
・香りの強い花(ラベンダー など)
・花粉が落ちやすい花(ユリ)
・つるが伸びる植物(アサガオ・スイートピー など)
 
特に年末年始は、お正月用アレンジにさまざまな花材が使われるため、
きれいだけれど仏花には適さない花」が混ざっていることも。
花屋さんに「仏花として使います」と伝えると安心です。
 

3. 供花の地域性

コトナラには九州一円からお墓や供養の相談が寄せられますが、お花の選び方にはその土地ならではの文化が色濃く残っている特徴があります。

熊本

熊本では、昔ながらの菊を中心にした落ち着いた仏花を選ばれるご家庭が多く、白や黄色を組み合わせた伝統的な花合わせがよく見られます。地域によっては阿蘇・天草など風が強い場所も多いため、花持ちを考えて造花を利用される方が年々増えていることも特徴です。お盆や年末年始には「きれいな状態で迎えたい」と、花の交換に合わせてお墓掃除をされるご家庭も多い地域です。

鹿児島

鹿児島は九州の中でも仏壇文化が特に深く根づいており、日常的にお仏壇へ手を合わせるご家庭も多い地域です。
そのため、小ぶりで飾りやすく、毎日のお参りに馴染む仏花がよく選ばれます。
お墓については比較的広い区画が多く、大輪の菊をゆったりと供えるご家庭も見られます。
また、桜島の火山灰が生活に密接している土地柄でもあるため、花の傷みやすさを考えて造花を利用される方が増えていることも特徴です。

大分

大分では、気候の寒暖差に強く日持ちしやすいスターチスや小菊がよく選ばれ、季節を問わず重宝されています。
落ち着いた色味の花材を組み合わせた、上品な雰囲気の仏花を好むご家庭が多いのも特徴です。
霊園や墓地の環境によっては風が強い地域もあり、花持ちを考えて丈夫な花材を意識して選ばれる方が多い傾向にあります。

宮崎

宮崎は自然との距離が近く、やさしい雰囲気の洋花を取り入れた仏花を選ばれるご家庭が多い地域です。
温暖な気候のため、季節の花を組み合わせて明るくまとめるスタイルもよく見られます。
また、個別型樹木葬が広がっている背景から、「自然に調和するような落ち着いた色味の供花」を選ばれる方が増えていることも宮崎ならではの特徴です。

長崎

長崎は坂の多い地形や海からの風が強い墓地が多く、花持ちを考えて造花を利用されるご家庭が比較的多い地域です。仏花は「白・黄色・紫」を基調とした伝統的な三色を大切にされる方が多く、控えめで落ち着いた色合わせがよく選ばれます。また、五島や壱岐・対馬などの島嶼部では海風の影響を受けやすいため、しっかりと重みのある花材を選ぶなど、地域ならではの工夫が見られます。

福岡

福岡では、都市部を中心に洋花を取り入れた華やかな仏花が増えており、カーネーションやスプレーマムなど色鮮やかな組み合わせが人気です。一方で、久留米・筑後・糟屋などの地域では、昔ながらの菊を中心とした落ち着いた仏花を選ばれるご家庭が今も多く見られます。また、寺院の宗派が多様な土地柄でもあるため、「どんな花を選べばいいか」「避けるべき花はあるか」など、供花マナーに関するご相談をいただくことが多い県でもあります。

佐賀

佐賀では、白菊を中心とした落ち着いた雰囲気の仏花を選ばれるご家庭が多く、控えめで上品な色合わせが定番です。冬場は気温が低く花が比較的長持ちすることもあり、「派手になりすぎない、落ち着いた仏花を丁寧に供えたい」というお声をよく耳にします。地域全体として、シンプルで清らかな印象を大切にした供花が根づいている傾向があるそうです。

山口

山口では、とくに下関エリアを中心に九州文化の影響が強く見られ、黄色を取り入れた明るい仏花がよく選ばれます。一方、瀬戸内側の地域では温暖な気候もあり、洋花と菊を合わせたやわらかな色味の供花が好まれる傾向があります。地域ごとに選ばれる花の雰囲気が異なるのも、山口ならではの特徴です。
 
 
地域ごとにお花の選び方が少しずつ違うのは、気候や風習、そしてご家庭ごとの大切にしてきた想いがそのまま表れているからかもしれません。
 

4. 年末年始は「造花」を選ぶ方も増えています

 
造花
 
最近では、九州全域でも造花(シルクフラワー)を選ばれる方が増えています。
その背景には、いくつかの理由があります。
 
● 九州の気候で生花が傷みやすい
夏は強い日差し、冬は乾燥と寒風が続き、生花が長持ちしにくいことから、造花を選ばれるご家庭が増えています。
 
● 県外からの帰省が多く、枯れた後の管理ができない
「枯れたままにしておくのが心苦しい」という理由で、帰省時に造花をお供えされるケースも多く見られます。
 
● 最近の造花は質感が自然で美しい
本物の花のような色合いや質感の造花が増え、「お墓が明るく見えてうれしい」というお声もよくいただきます。
 
ただし、造花を使用する際は、風で飛ばないように固定できるタイプを選ぶことや、霊園ごとのルールを事前に確認しておくことが大切です。
 

5. 一番大切なのは“故人が喜ぶお花を選ぶこと”

マナーよりも何より大切なのは、「あの人なら、どんなお花を喜んでくれるだろう」と想いを向ける気持ちです。
 
九州では昔から「形よりも心を大切にする供養」が息づいており、故人の好きだった色や花をそっと添えるご家庭も多く見られます。
 
年末年始は、一年の感謝を伝える大切な節目でもあります。
あなたの想いが、ご先祖さまにやさしく届きますように。
 

 

年末年始「お墓のこと」でお困りの方へ

忙しい年末や、遠方からの帰省の方からは、
「なかなかお墓に行けなくて気になっている」
「掃除をしてあげたいけれど時間がとれない」
というご相談も多く寄せられます。
 
九州ではご先祖さまを大切にする文化が根強いからこそ、“行きたいのに行けない”というお気持ちを抱えたまま年を越される方も少なくありません。
 
そんな時は、どうぞ無理をなさらず、コトナラのお墓参り・お墓掃除代行をご利用ください。
 
▼コトナラのお墓サポートサービス
・お墓まわりの清掃
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・お線香をあげて心をこめてお参り
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など、ご希望に応じたお墓参り代行を致します。
  
「気になっていたお墓がきれいになって、安心して新年を迎えられました」
というお声をいただいております。
お墓やご供養のことでお困り事がございましたら、どうぞお気軽にコトナラへご相談ください。
 
詳しい内容やご相談は、お墓参り代行ページをご覧ください。
お墓参り代行
 
 


 
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