お墓の色選び|多彩な御影石からどう選ぶ?

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お墓を建てるには住宅と同じで場所や形状、色などを決める必要があります。
その中で比較的イメージしやすいのが色ではないでしょうか。
 
霊園や墓地に行くと、さまざまな色をしたお墓を見ることができます。
意外に思う方もいるかもしれませんが、お墓には白色や灰色だけではなく、黒、赤、ピンクなど実に多彩です。
 
さまざまな色がある中で、自分の好みだけでお墓の色を決めて良いのでしょうか。
 
今回は、お墓に用いる色の種類について見ていきます。
 

多彩な色をしたお墓のイメージ画像

 

 

お墓の色の種類

お墓の色を決めるというのは、お墓に用いる石材を決めるということです。
 
一般的にお墓は御影石と呼ばれる花崗岩でつくられており、その数は実に数百種類ともいわれています。
 
白色のお墓を建てたければ白御影石の中から選択し、黒色だったら黒御影石の中から選択することになります。
一概に白御影石、黒御影石といっても石種によって石の模様や色味もさまざまです。
また、産地や石質、希少性などによって石の価格が異なります。
 
事前にどのような色にしたいか、どの石材を使うのかをイメージしておくと良いでしょう。
 
そこで、お墓に用いられる代表的な石の色をご紹介します。
石は自然のものですので見る人によって色の捉え方が異なる場合があります。
あくまで参考のひとつとしてご覧ください。
 

 

白色系

白色は主に関西をはじめ全国で広く用いられている色です。
古くから縁起の良い色として好まれてきました。
 
白は五色においてお釈迦様の歯をあらわしているといわれており、清らかな心で悪業や煩悩を浄化する清浄という意味を持ちます。
 

黒色系

黒色は主に東日本で好まれ、用いられています。
近年では全国的に人気のある色です。
 
黒色の御影石は磨くことで艶が目立ち、高級感がでます。
また、黒色のお墓に文字彫刻を施し、金箔や白色を入れることでコントラストが綺麗に映えます。
 
黒は五色においてお釈迦様の袈裟の色をあらわしており、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ、忍辱を意味します。
 

灰色系

灰色はお墓において、もっともスタンダードな色です。
お墓と聞いて、灰色のお墓を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
 
昔から根強い人気を誇り、落ち着いたお墓になることから広く好まれています。
 
お墓は屋外に建てられることがほとんどのため、汚れが目立ちにくいというのも好まれる理由のひとつです。
 

 

赤色系

赤色はデザイン墓や洋墓に使われることが多い色です。
ぱっと目立つ色合いはお墓の存在感を際立たせます。
 
近年、人気の出てきた色のひとつです。
 
赤は五色においてお釈迦様の血の色をあらわし、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない、精進を意味します。
 

ピンク系

ピンク(桜色)のお墓を建てたい場合には、桜御影石を用います。
主に洋墓やデザイン墓に使われ、可愛らしい雰囲気のお墓に仕上がります。
明るさを出したいときにおすすめの色です。
 
お墓全体をピンクにすることもありますが一部分にだけ使うこともあり、淡い色合いが好まれています。
 

その他

上述した黒系の御影石は真っ黒の御影石のほか、白い模様が混じったものや緑がかったものなど様々です。
 
緑は日本において、青野菜や青信号といったように青と表現されてきました。
 
青は五色においてお釈迦様の髪の色をあらわし、心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、定根・禅定を意味することから、緑も同様と考えられます。
 
そのほかにも黄色系のものや茶色系のものなど、実に多彩な御影石が存在します。
 
 

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なぜ関東では黒で関西では白?

なぜ関東では黒御影、関西では白御影が多く用いられているのでしょうか。
 
これは、東日本では東北をはじめ黒御影石が多く産出され、西日本では庵治石などを中心に白御影石が多く産出されていることが理由のひとつにあげられます。
昔は国産の地元で採れる石を使う傾向にあったことから、東日本と西日本で用いられる石の色が異なるのです。
 
現在では外国産を含めさまざまな石種の中から選ぶことができます。
 

赤や黒でもいいの?

赤色や黒色のお墓は縁起が悪いという迷信があります。
赤が血を連想させ、黒は墓相において良くないとされているのが主な理由です。
 
現代では、その様な考えも薄れ、気にされる方も少なくなりました。
特に黒色のお墓は根強い人気があり、墓地や霊園に行くと良く見かけます。
 
上述したように、赤も黒も仏教における五色に含まれています。
五色とは仏教において如来の精神や智慧をあらわす5つの色であり、縁起が悪いということはありません。
 
予算に応じ、好みや理想に合った色を選ぶと良いでしょう。
 

 

まとめ

お墓の色について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
 
近年、昔に比べ自由なデザインの墓石が増えたことで、墓石に用いる石の色も多彩になりました。
また、赤や黒など悪いとされていた色も、現在では多様性を重視しする風潮に変化しています。
 
どの色もそれぞれに特徴や魅力があり、選択肢の多さから悩んでしまうこともあるでしょう。
  お墓の色について悩まれた時には、お墓のプロである石材店に相談することをおすすめします。
プロの観点からアドバイスを貰うことができます。
 
どの石材店に相談すればいいのかわからない場合にはコトナラにご相談ください。
安心してお任せいただける、お墓・墓石のプロをご紹介し、理想のお墓づくりをお手伝いさせていただきます。
 

 

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