お墓参りをする理由とは?お墓は心を整える場所?
- 2019.03.2 | お墓参り代行
私たち日本人の文化、風習のひとつとしてお墓参りがあります。
誰もがその光景を思い浮かべることができるほど慣習化しているお墓参り。
まだ小さな子供の頃、親とともに祖父母の家に行き、一緒にお墓参りをした思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
一年間を通しても、特にお盆やお彼岸といった時期にお墓参りをする方は多いでしょう。
そんな私たちに馴染みの深いお墓参りですが、そもそも、どうしてお墓参りをするのでしょうか。
子供の頃から当たり前のようにお墓参りに行っている方にしてみたら、深く考えたことがないかもしれません。
当然のように恒例行事の一部となっていて、そういうものだという認識の方もいらっしゃるでしょう。
今回は、お墓参りをする理由についてご紹介します。
お墓参りをする理由
お墓というものは先祖代々ご先祖様から私たちへ脈々と受け継がれてきました。
ご先祖様の存在を認識し、語り合うことが出来る場所といえます。
私たちはお墓に行って綺麗に掃除をし、お花やお水を供え、お線香を焚き、手を合わせてお参りをします。
それは、故人やご先祖様に対して感謝の心を伝えるためです。
普段忙しい生活の中、お墓参りをすることでほっとひと息つくことができます。
ゆっくりと流れる時間を過ごすことで安らぎも得られます。
お参りを通してご先祖様へご挨拶をし、家族と語らい、憩いのひとときを過ごす。お墓とはそういう時間を与えてくれる場所です。
お盆やお彼岸だからという理由だけでお墓参りをおこなうわけではありません。
もちろんお盆にはお盆にお墓参りをする理由があり、お彼岸にはお彼岸にお墓参りをする理由があります。
けれど日常的にお参りをしたり、自分の節目といえる機会にお参りをしたり、お墓参りの回数やタイミングは人それぞれです。
何度お参りをしてもいいものですし、好きなときに、自分の都合に合わせてお参りをして良いのです。
現状報告をしたり、時には悩みを相談したりする。
自分自身と向き合いながら、心を奇麗に整えご先祖様や大切な家族と語り合うことが出来る場所こそがお墓といえます。
お墓参りのマナー
お墓参りのマナーを気にされる方もいらっしゃると思いますが、こうしなくてはいけないという決まりは特に定められていません。
形式もお参りの方法も、お墓参りをされる方次第です。
だからといって、好き勝手にしていいということではありません。
墓地や霊園などで決められたルールがあれば、それに従うことはもちろん、親族間で代々伝わる習慣や伝統を守ることも大切です。
お墓参りとは、一族が代々積み重ねてきた歴史に触れる機会でもあります。
ご先祖様たちが守ってきた習慣を受け継ぎ、感謝の心を忘れないようにしましょう。
お墓参りのマナーについて詳しく知りたい方はこちら:お墓参りのマナーと作法
まとめ
古くより、日本では亡くなった方を埋葬して弔うという習慣があります。
時代によって弔いの方法は様々ですが、亡くなった方を供養するという想いは変わりません。
日本人は昔から先祖供養の想いを大切にしてきました。
先祖代々受け継いできたことで、現在の私たちの存在があるのです。
その想いを忘れず、心を込めた先祖供養をすることで、家族や自分自身を大切にすることに繋がるのではないでしょうか。