お墓参りのマナーと作法とは?不安なくお墓参りをする方法

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お墓参りはわたしたち日本人の文化のひとつです。
 
中でもお盆やお彼岸、年回忌にお墓参りされる方が多いでしょうか。
 
当たり前のように慣習として行っているお墓参り。
なんとなくはわかっていても、実際にお墓参りをどのようにすれば良いのか悩まれたことはありませんか?
 
今回はお墓参りのマナーや作法についてご紹介します。
 

お墓参りのイメージ画像

 

 

お墓参りのタイミング

お墓はご先祖様や大事な故人を供養する場所です。
ご先祖様や故人にとっては家であり、お参りする人にとっては心の拠りどころともいえるでしょう。
 
お墓参りの時期といえば、一般的に『お盆』『お彼岸』『お正月』『命日』があげられます。
これは決まり事ではなく、人々に幅広く浸透している慣習といえます。
 
昔はほとんどの方が日常の一部としてお墓参りをしていました。
しかしライフスタイルが変化していく中で、次第にお墓参りは人々の日常生活から遠ざかり、今では多くの方が年に数回程度行う行事へと変化していきました。
 
もちろん何度お参りをしても良いですし、人生の節目や悩み事を抱えているときなど、ご自身のタイミングでお墓参りをすると良いのではないでしょうか。
 
 

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お墓参り時の服装

お墓参りする際、どのような服装で行けばいいのかと悩まれたことがある方もいるのではないでしょうか。
 
結論から言えば、故人に会いにいくような感覚で普段着で問題ありません。
 
ただし派手な色の服や香りの強い香水、露出の高い格好は避けたほうが良いでしょう。
女性の場合、ハイヒールなどは怪我にもつながりますので避けたほうが無難です。
 
また、毛皮などもお墓参りには相応しくないとして避けられる傾向にあります。
 
納骨や回忌法要などでお参りをする際はダーク系のスーツや礼服などに身を包みます。
 

お墓参りに必要なもの

お墓参りする際、一般的には以下のものを用意します。
霊園や墓地によっては備えてあり貸し出しを行っているところもありますので、あくまで参考例としてご覧ください。
 

お掃除に使用するもの

  • バケツ
  • 雑巾
  • ほうき・ちりとり
  • ゴミ袋
  • 軍手
  • たわし/ブラシ ※たわしは金たわしでなく、亀の子たわしがおすすめです。
  • スポンジ ※研磨剤が入っていないタイプにしましょう。
  • はさみ
  • 手桶
  • 柄杓

 

お参りに使用するもの

  • お供え物
  • 供花
  • ライター
  • お線香
  • ろうそく
  • 数珠

 

お墓参りの時間

通説では『午前中にお墓参りをしたほうがいい』といわれています。
しかしそれはあくまで気持ち的なものであり、それ以外の時間にお墓参りすることがマナー違反というわけではありません。
 
日本人は古くからご先祖様を大切にしてきました。
何よりもご先祖様を優先しているという気持ちをあらわすため、お墓参りを朝一番にする人が多かったようです。
それが現在にも受け継がれ、午前中にお墓参りするという風習が広まっているのでしょう。
 
また、暗い時間になると足元がよく見えず危ないため、明るい時間帯にお墓参りをすることも理由のひとつかもしれません。
 
一部地域では、お墓参りを避けたほうがいいと言い伝えられている時間帯も存在します。
それは夕方の、特に日が暮れる前後の時間です。
逢魔が時(おうまがとき)ともいわれ、魔物に遭遇する、あるいは大きな災禍をこうむると信じられたことから、この時間にお墓参りすることは極力避けられてきました。
 
夜にお墓参りすることもあまりおすすめできません。
暗いため怪我などにつながる可能性がありますし、防犯の観点上からも避けたほうがよいでしょう。
閉園時間が決まっている墓地や霊園も多いので、出来るだけ早い時間に行くことをおすすめします。
 

お墓参りの流れと手順

お墓参りの流れとしては、一般的に以下の通りです。
地域の慣習によって流れや内容は異なります。
 

  1. お墓の掃除
  2. お供え
  3. お参り
  4. 片付け

 

お墓の掃除

掃除にとりかかる前に、お墓に合掌しましょう。
ご挨拶を済ませ、掃除を始めます。
 
落ち葉や雑草などを取り除きます。
また、コケが付着している場合はやわらかい布やスポンジ(研磨剤が入っていないもの)で汚れを落とします。
この際、たわしやブラシなどで磨いてしまうと傷がつく可能性がありますので、必ずやわらかいもので汚れを拭き落としましょう。
 
お墓に植栽をされている方は放置しているとお墓を傷める場合もあるため、定期的にお手入れをしましょう。
 
お墓の玉砂利が汚れている場合は、規模が小さければバケツなどを用いて水洗いするときれいになります。
もし規模が大きい場合は、石材店に依頼することをおすすめします。
 
ステンレス製の線香皿などは小さなブラシなどを使うと汚れが落ちやすいのでおすすめです。
 

お供え

花立に仏花を供えます。
 
お墓に水鉢や水を入れるためのくぼみがあるお墓でしたら、きれいな水で満たします。
水鉢・水受け・水入れなどと呼ばれる部材です。
 
生前故人が好きだった食べ物や飲み物などをお供えします。
食べ物は半紙などを敷いて置くと良いでしょう。
 

お参り

ろうそく立てがあれば火を灯し、お線香をあげ、合掌します。
 
このとき、お線香の火は口で吹き消さないよう気をつけましょう。
生きている人間の息を吹きかける行為は仏様に穢れをうつすとみなされ、昔から忌避されてきました。
火は、お線香を縦に振るか手で扇ぐことで消すことができます。
 
九州の最近のお墓では、扉付きの香立ての中に線香立てを収めたデザインが多く見受けられます。
香立ての扉が石で出来ている場合には、扉の開閉は力を入れずに優しく行ってください。
勢いよく開閉をすると扉の軸が破損してしまう恐れがあります。
中にはバケツやホウキなどを収納する物入れがついたお墓もありますが、香立て同様に開閉は優しく行いましょう。
 
お参りする順番ですが、複数人で訪れた場合は故人と親しい関係の人からお参りをするのが一般的です。
 

片付け

お参りを終えたら後片付けを忘れないようにしましょう。
 
特に気をつけなければいけないのがお供えものです。
食べ物は必ず持ち帰り、自宅にていただきましょう。
そのままにしてしまうと墓石に汚れがついたり、カラス等の鳥類に荒らされたりします。
 
お線香はそのまま燃やし切る場合が多く、そのまま置いておきます。
蝋燭に火が残っている場合には手で扇ぎ火を消します。
 
お花はそのまま供えておいて大丈夫です。
持って来た道具は持ち帰るのを忘れないように、借りた道具は返すのを忘れないようにしましょう。
 
お墓を去るときは一礼してから帰ります。
 

お墓参りの注意点

お墓参りのマナー・作法をご紹介してきましたが、注意すべきことがあります。
 

霊園やお寺の規約に従う

霊園やお寺ではそれぞれ独自に決められたルールがあります。
必ず決まり事を確認し優先するようにしましょう。
 
例えば、お墓参りにペットを連れて行きたい場合、許可しているかどうかは墓地や霊園によって異なります。
芝生墓地では火事防止のために火を使ってはいけないと定めているところもありますし、その場合、ろうそくに火を灯したりお線香をあげたりすることはできません。
 
開園時間が定められている場合は時間内にお参りするようにしましょう。
時間が決まっているところでは一般的に朝の9時から夕方5時までというところが多いようですが、それも墓地や霊園によって異なります。
 
また、夏と冬では開園時間が違う場合も有りますので事前に確認することをおすすめします。
 
他にもさまざまなルールが墓地や霊園によって決められている場合がありますので、前もって確認するようにしましょう。
 

宗派や慣習に従う

お線香のあげ方やお参りの順番などは宗派や慣習によって異なります。
供えるお花も宗派によって違う場合があり、中にはお花を供えない宗派もあります。
例として、樒(しきみ・しきび)は仏教のお墓に用いられますが、榊(さかき)は神教のお墓に供えられます。
 
一般的にはお花の種類にルールがある訳ではありませんので、故人の好んだ花をお供えする方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、花粉が落ちる花は、あらかじめその部分を取り除きお供えするようにしてください。
花粉は墓石に付着するとシミになってしまう場合がありますので注意が必要です。
 

アルコールを墓石にかけない

故人が生前、お酒を好きだったという理由で墓石にお酒を掛ける方がいますが、墓石はアルコールに弱く、錆や劣化の原因となるので注意しましょう。
お墓参りにお酒を持っていく際は、容器ごとお供えし、お参りが終わったら持ち帰るようにしましょう。
 

まとめ

お墓参りのマナーや流れについて紹介してきましたが、いかがでしょうか。
 
上記で紹介したマナー等はあくまで一般例ですので、ご自身の宗派や地域の慣習にそってお参りをしてください。
 
お墓参りの方法は宗派や慣習によって異なる部分も多く、一概にどれが正しいと言うことはできません。
ご自身の宗派のしきたりがわからない場合は、これを機にお寺や親戚など知っている方に聞いてみるのもひとつの手です。
 
とはいえ、一番大切なのは故人やご先祖様を大切に想う気持ちです。
 
故人が生前大好きだったお供え物を手に、お墓参りに行ってみるのはいかがでしょうか。
 
 

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