お仏壇・お墓に どんなお花を選んでますか?
- 2023.12.22 | マナー
こんにちは、コトナラです。
いよいよ年末が近づいてきましたね。
『師走』という言葉の示す通り、みなさま慌ただしい毎日を送っていらっしゃることかと思います。
さて、年末年始といえば、子供や孫たちの帰省、親戚同士の集まりご先祖様への挨拶と
何かと行事が多いのではないでしょうか?
ご先祖様への挨拶では、お仏壇やお墓の掃除はもちろん、
お線香やローソク、お花を用意されるかと思います。
皆さんは仏壇やお墓にお供えするお花と言えばどういったものをご用意しますか?
通年供えられる花でいえば、仏花を代表する菊が有名ですね。
菊は日持ちもよく、お供えにはとても適したお花です。
あるいは、ご先祖様が好きだったお花をお供えするのが一番喜ばれるでしょう。
ただ、避けたほうが良いとされるお花もあります。
・トゲのあるお花(バラ・アザミなど)
・毒のあるお花(スイセン・チューリップ・スズランなど)
・花粉が落ちるお花(ユリなど)
・つるが伸びるお花(アサガオ・スイートピーなど)
・香りの強いお花(ラベンダーなど)
上記の花は、怪我や死を連想させたり、他の参拝者の方の迷惑になる可能性があるため、
お仏壇やお墓には避けられることが多いお花です。
また枯れた花やドライフラワーも、死や殺生を連想させるため仏花には適しません。
もし上記のお花をお供えしたい場合、造花をお供えするという手もあります。
頻繁にお墓に通うことが難しい方も多い中で、枯れた花をそのままに放置しておくのはしのびないという思いから、徐々に造花が選ばれるようになっているそうです。
また、夏の厳しい暑さで花がダメになってしまうのを防ぐため、造花を供える家庭も多いようです。
造花をお供えする場合は、風で吹き飛ばされないように気をつける必要があります。
供養の方法も時代に応じて変化していますが、これからもずっと大切にされる文化であってほしいと思います。