佐賀の銘石「天山石」
- 2023.06.23 | 知識
こんにちは アローズです。
今回は、佐賀県で採掘される銘石「天山石」のご紹介です。
九州では高級墓石材として利用されることの多い天山石ですが、最近では室内の壁材やテーブルなどの『インテリア』、外壁やアプローチなどの『エクステリア』など幅広く使用されています。
硬度が高く、極めて吸水率も低いため、永年に渡りその輝きを失わない特徴があり、様々なシチュエーションに適した石となっています。
○天山石のデータ○
岩石名称:閃雲花崗閃緑岩
見掛け比重:2.68 g/cni
吸水率:0.059%(平均値)
圧鏥強度:192.50 N/mi
一般の方から見ると白と表現されるのかも知れませんが、白にも沢山の種類があります。
天山石はよく見ると青みを帯びた白系の石で、その色に深みがあります。
ごく稀に綺麗なピンク色の模様、白や黒の流れるような模様がある石も採掘されており、すべての原石において唯一無二のものとなっております。
また、天山石は採石場の管理も大変です。
多くの御影石は岩盤から採石されておりますが、天山石は山の地中に眠っている大小様々な玉石から採石されております。そのため、ブロック採りができる岩盤と違い採石の仕方も複雑だったり、様々な重機や技術を必要とします。
梅雨時期になると雨が多くなるため土砂崩れといった災害が発生しやすくなります。
そのため2ヶ月も前から採石をストップして雨季前の対策(掘削後表土のシート養生、排水溝の掃除、水路の確保など)を講じています。
そんな天山石ですが、現在は在庫確保も出来ています。
ご興味のある方はお気軽にアローズにお問合せください!
その他様々の石種の取り扱いもしております。