お墓じまいが増える今、それでも「建てる人」がいる理由
- 2026.03.30 | 知識

「お墓じまいが増えている今、それでも“建てる人”がいるのはなぜでしょうか。」
最近、コトナラではお墓じまいのご相談が増える一方で、新しくお墓を建てたいというご相談も続いています。
先日、長崎県諫早市で、新規建墓に向けた測量と打ち合わせに立ち会わせていただきました。
現地では、お墓じまいが進んでいる区画も見受けられる一方で、今回のように新規建墓のご相談もありました。
お墓を持たない選択をされる方が増える一方で、家族で手を合わせる場所を作りたいと考える方もいらっしゃいます。
一見すると逆のようにも見えるこの流れですが、なぜ今「建てる」という選択をされる方がいるのでしょうか。
その理由を、今回のご相談をもとに見ていきたいと思います。
\この記事の注目ポイント!/
・お墓じまいが増える今、それでも「建てる人」がいる理由(▼1章へ)
・これからは「持つか」ではなく「どう守るか」(▼3章へ)
| 目次. |
| 1.増える墓じまいと建てる理由 |
| 2.現地で感じた供養のかたち |
| 3.これからは「どう守るか」 |
| 4.お墓参り代行という守り方 |
| 5.コトナラでできること |
| 6.プチ情報|代官モクどんの石棺 |
| 7.まとめ |
1.お墓じまいが増える今、それでも「建てる人」がいる理由

お墓じまいという言葉を耳にする機会が増え、
「これからはお墓を持たない時代」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際にコトナラにも、「お墓じまいを考えている」というご相談は年々増えてきています。
その一方で、最近は「新しくお墓を建てたい」というご相談も続いています。
では、なぜ「建てる」という選択をされる方がいるのでしょうか。
- 家族で手を合わせる場所を持ちたい
- 代々守ってきたお墓を、もっと身近な場所で供養したい
- 子供たちのために、しっかり整えておきたい
こうした想いから、お墓を「建てる」という選択をされる方も少なくありません。
2. 現地で感じた、それぞれのご家族に合った供養のかたち

長崎県諫早市の現地にて、新規建墓に向けた測量や打ち合わせに立ち会わせていただきました。
前日までの寒さが和らぎ、穏やかな天候のなかでの現地確認となりましたが、
周囲を見渡すと、お墓じまいが進んでいる区画が点在していました。
お墓を「しまう」動きが現実として進んでいる場所で、今回のように「これから建てる」というご相談がある。
同じ場所の中で、真逆ともいえる選択が同時に存在している状況でした。
ただ、実際にお話を伺っていると、その理由は決して正反対ではありません。
「家族で手を合わせる場所を、きちんと残しておきたい」
どちらも出発点は、“家族のことを考えて”という想いです。
つまり、選択が違うのではなく、「どの形でその想いを残すか」が違っているだけなのだと感じました。
3. これからは「持つか」ではなく「どう守るか」
お墓を「持つか」「持たないか」という考え方から、
これからは「どのように守っていくか」を考える方が増えています。
・将来的にお墓を守る人がいない
・子どもに負担をかけたくない
・遠方に住んでいて管理が難しい
こうしたご相談は、コトナラにも多く寄せられています。
一方で、
「手を合わせる場所をきちんと残しておきたい」
「両親をきちんと供養したい」
といった、30代・40代の方からのご相談も増えてきました。
そのなかには新しくお墓を建てるという選択をされる方もいらっしゃいます。
それぞれのご家族の状況やこれからの暮らしに合わせて、
無理のないかたちで供養を続けていくことが大切だと思います。
「何から考えたらいいか分からない」
という方も多くいらっしゃいますが、まずはお気持ちを整理することから始めてみるのもひとつの方法です。
コトナラでは、お客様の状況を整理しながらご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。
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4. お墓参り代行という守り方

お墓を守る方法のひとつに、お墓参り代行というサービスがあります。
遠方にお住まいの方や、お仕事やご家庭の事情でなかなか足を運べない方に代わって、定期的なお参りや清掃を行うことで、お墓を守っていく方法です。
最近では、
「将来のことを考えて、長くお願いしたい」
というお声も増えており、5年・10年といった長期でのご相談をいただくこともあります。
お墓を手放すのではなく、無理のないかたちで守り続けていくという選択も、これからの供養のひとつのかたちといえるのかもしれません。
5.コトナラでできること
コトナラでは、お墓やご供養に関するさまざまなお悩みに対して、特定の方法をおすすめするのではなく、お客様それぞれの状況に合わせた選択肢をご案内しています。
・お墓じまいをするべきか迷っている
・新しくお墓を建てるか検討している
・納骨堂や永代供養について知りたい
・お墓参りや管理について不安がある
こうしたご相談に対して、現在の状況やご希望をお伺いしながら、無理のない進め方を一緒に整理していきます。
また、必要に応じて、地域の石材店や霊園のご紹介、お墓じまいや戒名彫り、お墓参り代行などの具体的なサポートも行っています。
「何から始めたらいいか分からない」
という段階でも問題ございません。
供養に関する“最初の相談先”として、安心してご利用いただける窓口を目指しています。
まずはお気軽にご相談ください。
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6. プチ情報|代官モクどんの石棺ってご存知ですか?

今回訪れた長崎県諫早市の墓地には、「代官モクどんの石棺」と呼ばれる石の遺構が残されていました。
この石棺は、コウエモンキツネと代官モクどんにまつわる言い伝えの中で作られたものとされており、亡くなった後、自らの体を守るために用意させたとも伝えられています。
その後、海に沈んだものが引き上げられ、現在の場所に残されているそうです。

また戦後には、この石棺は墓地へと運ばれ、火葬前の棺を載せる台として使われていた時期もあったといわれています。
ひとつの石に、時代ごとの役割が重なっている。
そう考えると、供養のかたちは時代とともに変わっても、「亡くなった後のことを大切にしたい」という想いは、かたちを変えながら受け継がれてきたのだと感じさせられます。
現在では、納骨堂や樹木葬、合祀墓など、さまざまな供養のかたちが選ばれるようになりました。
それでも、こうした石の遺構に触れると、供養の方法が変わっても、その根底にある想いは今も変わらず続いているのかもしれません。
7.まとめ|供養のかたちは、ご家族の数だけあります

供養のかたちはひとつではなく、大切なのは、どの方法を選ぶかではなく、
これから先も無理のないかたちで供養を続けていけるかどうか、なのかもしれません。
それぞれのご家族が、それぞれの想いで、供養のかたちを選ばれているということ。
そのひとつひとつに、正解・不正解はなく、大切なのは「どう向き合っていくか」なのだと感じます。
「何が正しいのか分からない」
「自分たちに合った方法を知りたい」
そう感じたときは、無理に答えを出そうとせず、一度立ち止まって考えてみる時間も大切かもしれません。
コトナラでは、お客様それぞれの状況に合わせて、供養のかたちを一緒に考えるお手伝いをしています。
どうぞお気軽にご相談ください。
今回の現地では、こんな珍しいショットが撮れました。
チョウとミツバチが同じ菜の花に。

